環境ボランティアサークル 亀の子隊

 

 

 

 

 

 

 

 

平成18年度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活動の記録

 

 

 

【連絡先】 事務局

環境ボランティアサークル 亀の子隊

田原市神戸町中尾16−1 東部中学校 内  

п@ 0531−22−0407 

FAX  0531−22−2750

携帯  090 9123 7983     

E−mail    ysyy@msn.com      

FAX  0531 23 0581

活動資金振込先 蒲郡信用金庫渥美支店 普通預金口座  645607

亀の子隊ホームページ  http://www.sala.or.jp/~pipi/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 環境ボランティアサークル 亀の子隊   成り立ちとこれまでの概略

                 平成18年5月現在

 《 出 会 い 》

平成10年、当時、亀山小学校4年生が西の浜に出かけたときにあまりのゴミ

の多さに驚き、ゴミを拾い集めました。「最終処分場よりもひどい!」「西の浜は

ゴミ箱じゃない!」と怒りの声を上げた子どもたちが総合的学習の中で『西の浜

はゴミ箱じゃない!』をテーマに西の浜をきれいにするために自分たちができる

ことを考えようと学習を始めました。

 平成10年度は授業として10回。平成11年度は授業日の活動だけではなく、

夏休みや日曜日にもやりたいという子どもたちの声が上がり、夏休みに4回、9

月からは毎月1回日曜日にも行い、あわせて20回の活動を行いました。

 

 《 誕 生 》

 しかし、12月になって日曜日や長期休業中の活動ということで教育課程内の

活動にならない、参加時に思わぬ事故が起きたときには、学校として責任がもて

ないので学校の活動とは区別してほしいと言われました。そこで、子どもたちの

自発的活動の意思を尊重し、周囲の組織にとらわれることなく活動ができるよう

に、サークルを立ち上げるための話し合いを子どもたちと行いました。

 その結果、『環境ボランティアサークル 亀の子隊』として活動をすすめるこ

とになりました。これは、校区の西側に位置する西の浜を見つめなおすことで校

区の自然に目を向け、ゴミのない美しい浜にするという活動を通して自分たちの

生活する地域と自然を愛する心をもち、主体的に活動するという趣旨を明確にし

たものです。

 こうして、平成11年12月、渥美町の社会福祉協議会に「環境ボランティア

サークル」として正式に登録をしました。

 

 《海の環境を学ぶ会》

 西の浜のゴミ拾いだけではなく、もっと楽しみながら海の環境を学んでもら

いたいと願い、「海の環境を学ぶ会」を年に数回実施。きっかけは、三河湾に生

息する「スナメリ」のことを林正道さんに教えてもらったことです。

 それ以来、毎年「スナメリ観察会」をはじめ「磯遊びの会」また、三河港湾事

務所のご好意で「白竜」という海のごみの清掃船の見学会などを行っています。林

さんを通して知り合った鉄崎幹人さんの「トーク&コンサート」も行っています。

 

 

 《 連 携 》

 その後、平成14年度には渥美町生涯学習課とも連携でき、スポーツや文化教

室とともに募集をしてくれることになりました。その結果、平成17年度は渥美

町の8小学校のうち6小学校と2中学校・2高校から隊員が集まってきました。

また、町内だけではなく、西尾市のボランティアの人たちや、豊川市の佐奈川の

会、豊田市矢作川研究会など県内で環境にかかわる活動をしている団体と連携で

きるようになりました。

 この間に、愛知県のNPOにも登録したり、国土交通省中部整備局三河港湾事

務所や海上保安庁蒲郡保安署など公的機関とも連携を深めたりすることができ

ました。

 平成17年度には愛知県の環境部発行の「環境学習ハンドブック」に浜辺の活

動のあり方として掲載されました。

 本年度(平成18年度)は田原市と渥美町が合併したことを受け、田原市全域

に募集案内を配った。その結果、隊員は田原中部小学校からも入隊希望があり、

現在、市内5小学校2中学校、1高校の45名で本年度がスタートできました。

 

 《 不 安 》

 平成17年10月、田原市と合併したことにより、これまで渥美町から受け

ていたさまざまな補助金・奨励金がすべてなくなりました。資金の背景があって

こそ、啓蒙活動や広報活動ができたのです。活動発表をするためのさまざまな機

器などもすべて援助があってこそできたものです。

 NPOは自己資金で賄い、補助はないという田原市の制度では今後活動は縮小

せざるを得ません。単なるゴミ拾いサークルではなく、「生涯学習」・「まちつくり」

という側面からも認めてもらえるといいなあと思います。

 

 《 これまで 》

 平成10年6月から平成18年3月までに「西の浜クリーンアップ活動」を計

105回実施。集めたゴミは、26,400KG。

 

2 活動の目的

○ 渥美町の西の浜をきれいにする活動を通して三河湾、伊勢湾、ひいては世

界の海をきれいにしようとする心を広げる。

○海をきれいにしようという団体と連絡を取り合い、海を原点として自然を

愛する心を広げる。

3 活動内容

○「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに西の浜をきれいにするためのゴ

ミ拾い活動を行う。

○ 西の浜を通して三河湾、伊勢湾の環境を考え、よりよくしていくための啓

発活動を行う。

○「スナメリ観察会」など主に隊員を対象にした体験学習「海の環境を学ぶ

会」を年に数回行う。

4 構成

  活動を開始した平成11年度亀山小学校5年生14名と活動の趣旨に同意

し、隊員として意思を示した者。

亀の子隊員 45名・・・平成18年4月  新規隊員 7名

親亀隊員  16名・・・平成17年度実績

亀の子隊員の保護者の中で活動を支援・協力してくれる方

賛助隊員  15名・・・平成17年度実績  

活動資金(年間3000円以上)援助をしてくれる方

支援ボランティア・・・・事務局の手伝いをしてくれる方や毎月の活動に参加

してくれる方(不特定)

5 活動の連携・協力支援

 活動の趣旨に賛同し、適時活動をともにしてくれる団体に活動予定を連絡し、

活動の輪を広げる。

  ⇒ 渥美青年経済研究会、渥美釣りクラブ、第4管区海上保安本部蒲郡保安

署、休暇村伊良湖、田原市役所関係部署、田原市社会福祉協議会、田原市

ボランティア連絡協議会、渥美NPO、国土交通省中部整備局(三河港湾

事務所ほか)、福江高等学校、福江中学校ドリームの会、豊川市佐奈川の会、

西尾市社会福祉協議会、豊田市アド清流愛護会、豊田市矢作川研究会、愛知

県環境部廃棄物処理課・環境学習課、名古屋汽船(株)、グリーン海事(株)

トヨタ紡織(株)、リコー中部(株)、長坂(株)

 

平成18年度の活動開始。活動日までに届いた入隊届けは前年度隊員から18人

の申し込みがなく、新入隊員を入れて43人。田原市からは補助金を受ける予定

はなく、前途多難な出発となった。

4月16日(日) 本年度第1回目の西の浜クリーンアップ活動。しかし、前

日からの雨は活動開始時間寸前まで止まず、残念ながら中止

となった。中止を判断した後次々と来る隊員たちを迎えなが

ら、もう少し判断を延ばせばよかったなあと反省。

5月21日(日) 改めて第1回目の西の浜クリーンアップ活動実施。台風1号の

 動きが心配だったが雨は前日からあがり、風が強かったが好天気

に恵まれた。浜はどんどん削られているようで、平成11年度末

に立てた看板の3Mほどのところまで削られていた。来月は看板

が倒れているかも、、、、。

活動スタート、「あれ?デジカメが反応しない!?え?電池

 切れ?!昨日充電したのに!!」ということでスタート直後

の写真はなし。参った。

         ゴミは、海が荒れ、風が吹いた関係かたくさんのゴミだっ

た。通常活動をする範囲の両側では本当にさまざまな種類の

ゴミが浜にあった。割れたカラーコーン、割れたプラスチッ

クケース、破れたビニルシート、ペットボトル、発泡スチロ

ール、肥料袋などなど。中電のほうに活動に行ったドリーム

の会のメンバーが大きな黒い筒を転がしてきた。中には砂が

入って転がすにも重そうだった。何に使うのだろうか。螺旋

状に筋の入ったこの筒はなんと160KGもあった。

海水浴場のほうに行くと、たくさんの黒いゴムの破片があ

った。その中には黒いバイク用のヘルメットもあった。近く

にはタイヤも打ち上げられていた。

         削られ段になっている部分からもいろいろなものが掘り出

された。青いビニルシート。錆びて砂がいっぱい詰まった缶。

そこに、数人が一生懸命掘り出しているものがあった。30

分以上かけて掘り出されたそれは、保冷庫のドアのようなも

のだった。

 台風のような天気の影響だろうか、ウミウの死体が数羽あ

った。隊員たちが浜に穴を掘って埋葬した。

また、海がめの子の死体も2つ見つけた。

 

         もう数ヶ月前から波打ち際にある機械の部品はドリームの会

のメンバーがロープをかけて引っ張ったが、びくともせず。ま

た今度挑戦。

         これら以外にも船で使う電球やイカ釣り船で使う大きな電球

もあった。船の繋留用のロープ、植木鉢、卓上用ガスボンベ、大

きなバッグ、オイルタンク、洗剤のボトル。そして、たくさんの

空き缶。相変わらずゴミは多い。浜はどんどん削られていく。深

い蒼色の海はとてもきれいだ。

   参加者 60名  亀の子隊員17名

ゴミの総重量  390KG  

 

6月10日(土) 第1回海の環境を学ぶ会〜スナメリ観察会 実施。

          前々日の雨が上がり、次の日からの雨の前で波は穏やかにな

ると期待したが、残念ながらうねりがあり、スナメリの姿を

見ることはできなかった。

          海上にはあちらこちらにビニルなどのゴミが浮かんでいた。

 

6月25日(日) 本年度第2回目の西の浜クリーンアップ活動。

西尾市社会福祉協議会から大勢の人が参加。今年は時間

         通り到着。バスから降りてくる皆さんの顔は意欲満々。迎

えていてうれしくなった。高校生の頃から毎年参加してく

れている若者たちもいた。バスから降りてくるなり、「久し

ぶり!」と声をかけてきた。福江中学校の「ドリームの会」

のメンバーも多く参加してくれた。

浜は、いつもの場所から中電のほうに500Mほど行っ

         たところであまり活動をしていない場所せいか、見事に多

くのゴミで埋まっていた。ガラス瓶やライター。注射器も

3本。農業用の肥料袋。その中には「豊橋農協」の名前や

製造元が「三州吉良の里  AICHIメーデル」の育苗

用の土の袋も合った。コンテナケース、お寺のお札、タイ

ヤ、青いポリタンク、コンビニの入り口にあるようなゴミ

箱のふた、赤い野球用のヘルメット、池田大作の本、ケー

スに入ったままのCD、「博多発 昌和水産」の名前が入っ

たラベル、「刈谷市の生活安全課」の名前が入った自転車駐

車場の札、「オレンジ色をしたプラスティック製のいしみ」、

錆びたホイール、工事用ランプ、砂に埋まった透明ポリタ

ンク、ゴム製でらせん状の筒(これはここ数ヶ月目に付く)

などなど。そんな中、「パソコンのディスプレを発見。まっ

 たく始めてである。これから多くなるのだろうか。それ

から、「衣崎漁港 18」と書かれた海の浮き標識。こんな

ものまで流されてくるのかとあらためて驚く。

海亀の死体も3体見つかった。また、中学生の頭より大

         きな魚の頭部の骨もあった。

西尾から参加してくれた年配の方たち、若者たち、ドリ

         ームの会のメンバーみんな一生懸命にゴミを集めてくれた。

         西尾からおばあちゃんについてきた小学生の姉妹も次から

 次へとゴミを集めていた。今回、田原にある「グループ ア

イ」        というボランティアグループの方も様子を見に二人

が参加してくれた。今後連携できるといいなあと思う。

今年も昼の交流会では、「とうもろこし」をゆでて食べた。

一テーブルに西尾の方と亀の子隊の子達と座って和やかに

交流ができた。

この後第2回海の環境を学ぶ会を開催。今回は愛知県環

         境学習センターに依頼し講師を斡旋してもらった。講師は

「伊勢・三河湾」ネットワークの代表世話人をしている井

上さんだった。多くの経験の中から話されることは少々難

かったが、「自然を取り戻し、大切にしていかなければな

らない」という思いは隊員たちにも十分に伝わった。場所

を無料で貸してくれる「休暇村伊良湖」に感謝。

  西尾市からの参加は今年で7回目となる。毎年感謝であ

る。今後も連携ができるように活動を充実させたいと思う。

   参加者 77名  亀の子隊員9名

ゴミの総重量  520KG

7月12日(水)  リコー中部が主体となり、「環境省中部環境パートナーシ

         ップオフィス」が募集していた助成金制度グリーンプロモ

ーション『エコひいき』 2006 に内定。助成金がもら

えることになった。 認定式は29日の予定。

7月17日(月) 海の日。第3回目の西の浜クリーンアップ活動。

          昨年度までは、渥美町役場の職員のみなさんが、大勢ボ

ランティアで参加してくれた。あわせて、漁業組合のみな

さんも連絡を受け10人前後が参加してくれていた。飲み

物などの提供もあり、普段何もご褒美がない隊員たちは大

勢の参加者に感謝するとともに大喜びだった。しかし、今

年は、田原市と合併して1年目。浜の管理者である県のほ

うからは東三河農林水産事務所のみなさんが参加してくれ

 たが、昨年までのような対応はなく、今後を期待すること

となった。

 朝、田原では雨が降っていた。渥美に近づくにつれ、西

のほうは雲が薄いことがわかった。活動ができることを祈

 って浜に着いた。浜は、この一ヶ月の天候が荒れた日もあ

り、先月活動していないこともあってか結構なゴミだった。

今回は特にペットボトルの多さが目に付いた。空き缶も多

くあった。さび付いたスプレー缶、ガラス瓶、工業用のゴ

 ムシートなどもまたあった。また、長さ6M直径60CM

程度のらせん状の筒が合った。大きさは異なるが同様なも

のが5月からいくつも見つかっている。元を探ってみよう

と思う。

 タイヤや注射器もいつものように見つかった。その中に、

西尾市憩いの農園」「植木市場」の名前が入った札が見つ

かった。先月に続いて西三河のものである。矢作古川を通

って流れてきているのだろう。

 季節なのか、浜には体が食いちぎられた鯛、大きなイカ、

アジ、キスなどの死体があった。また、海亀の白骨化した

死体も見つかった。

 活動終了近くになって雨が降り出した。天に感謝。やっ

ぱり神様が見ているのか、な。

 来年は、田原市が積極的に参加してくれることを願う。

   参加者 58名  亀の子隊員20名

ゴミの総重量  320KG

  午後、第3回「海の環境を学ぶ会〜手紙作戦」実施。参加

した隊員は結果9人だったが、約2時間がんばって手紙を

書いた。今年も昨年に引き続いてISOを取得している会

社に100通近く送った。毎年いくつかの会社から反応が

ある。その中には賛助隊員になってくれているところもあ

る。今年も、隊員たちの思いが届くといいなあと思う。

             送った手紙は全部で98通

7月29日(土) 第4回「海の環境を学ぶ会〜磯遊びの会」

          朝から暑い日だった。磯遊びには絶好の日だった。磯は

14:30の干潮を前に9:00の時点ではまだ波の中だ

った。しかし、隊員が参加する頃には磯が姿を現した。参

加者たちがそろったところで、活動を開始した。

  磯の奥のほうにはゴミがたまっていたのではじめにゴミ

拾いを行った。塩がどんどん引いていき、しっかり顔を出

した磯の中の岩の間に家庭用ポンプと何かの錆付いた金具

 があった。また、「吉良○○丸」と書かれた板切れもあった。

 活動が始まると参加者の隊員は貝やイソギンチャク、カ

ニ、エビ、小魚など磯の生き物を見つけたり捕まえたりし

て喜んでいた。生き物については、県環境調査センターに

 依頼し、派遣してもらった講師の岩崎さんとお手伝いの方

に説明をしてもらった。

生き物の不思議な生態を知って驚いたり、感心したりの

         楽しい時間が過ぎた。中には、その場で貝を食べた隊員も

 いた。2時間以上の時間があっという間に過ぎた。

          途中、リコー中部が主体となり、「環境省中部環境パート

ナーシップオフィス」が募集していた助成金制度グリーン

 プロモーション『エコひいき』 2006 認定式があった。

認定式には、リコー中部の販売部長をはじめ5名の方が参

加して行われた。

          助成団体を決定するまでに行われる「エコひいき投票」

 では圧倒的な投票率で、選考委員会でも満場一致で決まっ

たと聞かされた。うれしいことである。何も目新しいこと

もなく淡々とゴミ拾いを基本にしているサークルにとって

その活動の価値に目を向けてもらえたことが何よりもうれ

 しい。

          これからも将来を担う子どもたちとともに「きれいな海

を守る」心を広げるための活動を続けて生きたいと改めて

思う。

8月 1日(火) 第5回「海の環境を学ぶ会〜海の清掃船「白竜」見学会」

         残念ながら参加者希望が1名しかなく、今回は中止。面倒

を見ていただいている港湾事務所の皆さん、白竜のみなさ

ん、すいません。来年は実施できることを願っています。

8月20日(日)  第4回西の浜クリーンアップ活動。今回は豊川市「佐奈

         川の会」のみなさんが3年ぶりに「川の子海の子交流事業」

         として参加してくれた。

  気持ちの良い風が吹き、景色も遠くまでよく見えた。浜

は、7月からの荒天の影響からゴミで溢れているのかと思