環境ボランティアサークル 亀の子隊

 

 

 

 

 

 

平成17年度

 

 

活動の記録

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【連絡先】 事務局

環境ボランティアサークル 亀の子隊

田原市神戸町中尾16−1 東部中学校 内  

п@ 0531−22−0407 

FAX  0531−22−2750

携帯  090 9123 7983     

E−mail    ysyy@msn.com      

FAX  0531 23 0581

活動資金振込先 蒲郡信用金庫渥美支店 普通預金口座  645607

亀の子隊ホームページ  http://www.sala.or.jp/~pipi/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 環境ボランティアサークル 亀の子隊

成り立ちとこれまでの概略

                  平成17年5月現在

 平成10年、当時、亀山小学校4年生が西の浜に出かけたときにあまりのゴミの多さに驚

き、ゴミを拾い集めました。「最終処分場よりもひどい!」「西の浜はゴミ箱じゃない!」と

怒りの声を上げた子どもたちが総合的学習の中で『西の浜はゴミ箱じゃない!』をテーマに

西の浜をきれいにするために自分たちができることを考えようと学習を始めました。

 平成10年度は授業として10回。平成11年度は授業日の活動だけではなく、夏休みや

日曜日にもやりたいという子どもたちの声が上がり、夏休みに4回、9月からは毎月1回日

曜日にも行い、あわせて20回の活動を行いました。

 しかし、12月になって日曜日や長期休業中の活動ということで教育課程内の活動になら

ない、参加時に思わぬ事故が起きたときには、学校として責任がもてないので学校の活動と

は区別してほしいと言われました。そこで、子どもたちの自発的活動の意思を尊重し、周囲

の組織にとらわれることなく活動ができるよう

に、サークルを立ち上げるための話し合いを子どもたちと行いました。

 その結果、『環境ボランティアサークル 亀の子隊』として活動をすすめることになりまし

た。これは、校区の西側に位置する西の浜を見つめなおすことで校区の自然に目を向け、ゴミ

のない美しい浜にするという活動を通して自分たちの生活する地域と自然を愛する心をもち、

主体的に活動するという趣旨を明確にしたものです。

 こうして、平成11年12月、渥美町の社会福祉協議会に「環境ボランティアサークル」と

して正式に登録をしました。

 その後、平成14年度には渥美町生涯学習課とも連携でき、スポーツや文化教室とともに募集

をしてくれることになりました。その結果、本年度(平成17年度)は渥美町の8小学校のうち

6小学校と2中学校・2高校から隊員が集まってきました。また、町内だけではなく、西尾市

ボランティアの人たちや、豊川市の佐奈川の会、豊田市矢作川研究会など県内で環境にかかわる

活動をしている団体と連携できるようになりました。

 この間に、愛知県のNPOにも登録したり、国土交通省中部整備局三河港湾事務所や海上保安

庁蒲郡保安署など公的機関とも連携を深めたりすることができました。

 平成10年6月から平成17年3月までに「西の浜クリーンアップ活動」を計93回実施。

集めたゴミは、23,320KG。

 

2 活動の目的

 ○ 渥美町の西の浜をきれいにする活動を通して三河湾、伊勢湾、ひいては世界の海をきれい

にしようとする心を広げる。

 ○ 海をきれいにしようという団体と連絡を取り合い、海を原点として自然を愛する心を広げる。

3 活動内容

 ○ 「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに西の浜をきれいにするためのゴミ拾

い活動を行う。

 ○ 西の浜を通して三河湾、伊勢湾の環境を考え、よりよくしていくための啓発活

動を行う。

○「スナメリ観察会」など主に隊員を対象にした体験学習「海の環境を学ぶ会」

を年に数回行う。

4 構成

  活動を開始した平成11年度亀山小学校5年生14名と活動の趣旨に同意し、隊

員として意思を示した者。

亀の子隊員 54名・・・平成17年4月、町生涯学習課を通しての募集により参

加した隊員を含む。

親亀隊員  17名・・・平成16年度実績

亀の子隊員の保護者の中で活動を支援・協力してくれる方

賛助隊員  16名・・・平成16年度実績  

活動資金(年間3000円以上)援助をしてくれる方

支援ボランティア・・・・事務局の手伝いをしてくれる方や毎月の活動に参加して

くれる方(不特定)

5 活動の連携

 活動の趣旨に賛同し、適時活動をともにしてくれる団体に活動予定を連絡し、活動

の輪を広げる。

  ⇒ 渥美青年経済研究会、渥美釣りクラブ、第4管区海上保安本部蒲郡保安署、

休暇村伊良湖、渥美町役場、渥美町社会福祉協議会、渥美NPO、国土交通省

中部整備局(三河港湾事務所ほか)、福江高等学校、福江中学校ドリームの会、

豊川市佐奈川の会、西尾市社会福祉協議会、豊田市アド清流愛護会、

豊田市矢作川研究会

 

 

 

 

 

 

 

 

4月17日(日)   平成17年度第1回目の西の浜クリーンアップ活動。

   今年もよい天気に恵まれた。新年度が始まって隊員たちも新たな気

持ちで参加できたようである。浜は、潮が大きく引き広い砂浜が広がって

いた。しかし、波打ち際から15Mほど上がったところには打ちよせられて

いる葦に混じってゴミがいっぱいだった。小さなものが多かったが、少し

離れたところに大きな冷蔵庫が見つかった。小さな隊員たちは、大きな

           ゴミに不思議そうであった。

今年も参加者の中には福江中学校ドリームの会の子達がいた。一般

参加者が少なかったのは残念だったが、親亀隊のみなさんが多く、より

いっそうの協力が期待できそうである。

さて、本年度の亀の子隊員数は、保育園の年長から高校1年生まで5

2名(4月17日現在)でスタート。新規隊員は6名。サークルとしてスター

トして7年。本年度は、夏休みに愛知万博での発表もある。「きれいな海

を守りたい」「海にゴミを捨てない」という気持ちを広げたいとあらためて

思う。この日は、新しく入隊した子も含めて

参加者56名。隊員27名

ゴミの総重量 180KG       

5月15日(日) 第2回目の活動。前夜の雨も上がって快晴。暖かい日になった。

今回は通常の活動場所から100Mほど東によったところで行

った。この場所は通常行う場所と他地区から団体が来たときに行う

場所の中間点にあり、ほとんど手の入らないところであった。その

ためか、たくさんのアシに混じったゴミが見事に散らばっていた。

 何年も前から賛助隊員として参加してくれている方は『ここはゴミ

箱じゃない!って本当に言いたいな。』と話ながら休むことなくゴ

ミを拾い集めていた。

 冷蔵庫の冷凍庫部分の扉、サッカーボール、ビニルタンク、大き

なプラスティックの板、発泡スチロールの箱、なんだかわからない

錆びた鉄の部品、黒いパイプ状のプラスティック、サンダル、靴、

ペットボトル、一升瓶、などなど。

 今回は家庭ゴミが多くあったようで、マリオやクマのプーさんの

人形、ママゴトセットで使うキティちゃんのバケツや熊手、ジョロ、

チリトリ、プラスティック植木鉢などがたくさんあった。『彩奇』

と中国語で書かれた洗剤の袋もあった。

 また、大きな魚の骨、半分腐りかけた大きな魚、ウミウの死体も

 あった。それらを見つけた小さな隊員たちは珍しそうに見入り、

ウミウの死体にはお墓を作った。今年隊員になって初めて参加た1

年生の子達は海と戯れていた。心が和む風景である。

 中学生たちもいろいろなものを見つけながら楽しそうであった。

参加者58名。隊員24名。

ゴミの総重量 230KG

5月28日(土)    第1回海の環境を学ぶ会=スナメリ観察会

         好転に恵まれた。波も穏やかで観察にはもってこいだった。動き

出してすぐであった。中電沖でスナメリを発見。何頭かの群れが

あちこちに波の上に体を出していた。

               佐久島の沖まで行ったときにも数頭のスナメリと出会うことができた。

中にきれいなグレーの固体も見つけた。こうした姿がいつも見られるよ

うな海になってほしいと参加者全員が願った。

6月 5日(日) 渥美エコフェスタ参加。今年も「塩つくり体験コーナー」と写真

 展示を行った。当日は愛知万博のマスコットモリゾー・キッコロも

姿を表し、大勢の参加者でにぎわった。しかし、活動の映像や写真

に足を止める人は少なく、活動につい訊ねてくる人はいなかった。

 隊員の参加も少なく、活動の思いを広げるには少々不十分であっ

た気がする。

6月18日(土) 第3回目のクリーンアップ活動。前日の雨、早朝の曇り空も心配

 することなく見事に晴れた空の下で活動ができた。今回は、例年の

ように西尾市ボランティア連絡協議会の皆さんが参加してくれた

ことに加え、親亀の竹下さんが関わっている豊橋東田小「カンガル

ーの会」の皆さんの参加があった。

 活動場所の堤防では工事があり、参加者のみなさんは2〜3分ほ

ど歩かなければならず不便をかけた。4月・5月と活動をしてこな

かった場所のため、たくさんのゴミがあった。大きなタイヤが砂浜

に立てられていた。そのタイヤとあわせて4本のタイヤがあった。

永田鉄工業と書かれた小さな壊れたコンテナもあった。「双日エネ

ルギー フレンドコモノSS」と書かれたオイル交換一覧表もあっ

た。インターネットで調べると(フレンドコモノ給油所510-1231 三

重県三重郡菰野町大字神森字神森848-1 TEL.0593-94-3665)があっ

バッグ、靴、洗剤の容器、壊れたバケツ、サンバイザー、おもち

ゃのジョロなど全般的に家庭ごみが目立った。

 豊橋から参加した子供たちは砂浜で遊んだり、波打ち際で遊んだ

り楽しそうであった。それでも真剣にゴミを拾ってくれる子が多く、

声をかけると、「こんなに集めたよ」とか「こんなものがあったよ」

と袋の中を見せてくれる子もいた。一人の男の子に少し離れたとこ

ろのゴミのことを言うと、彼は近くにあった小さな洗濯カゴのよう

 な入れ物にいっぱいゴミを集めてくれた。

 お母さんらしき人に「○○君、どこでそんなに買い物をしてきた

の?」と冗談を言われると、もう一度同じ場所まで戻り、再びたく

さん集めてきた。

 お父さんと来ていた女の子は、あまり集まっていなかった袋を持

ちながら、ゴミが向こうにいっぱいあることを知るとうれしそうに

歩いて行った。きっとお父さんよりのたくさんのゴミを集めてくれ

ただろう。

 バスが渋滞のために遅れてきた西尾市の方は、20分足らずしか

活動時間がないと知って「エーっ」と残念そうな声を上げていた。

活動の終わりごろ、年配の方は毎年来ていて今年は一袋しか集めら

れなかったと残念そうであった。時間が来て目の前に、まだまだい

っぱい散らばるゴミを見ながらの一言であった。

 その方たちが活動をしていた近くに1Mほどのスナメリの死体が

あった。黒く干からび、だいぶ日が経っているようであった。久

しぶりである。5月のスナメリ観察会で見たスナメリを思い浮かべ

た。

 最後のあいさつのときにそのスナメリのことを知らせると、ほとん

どの参加者が見に行き、戻りながら「かわいそう」と口々に言葉を

漏らしていた。その悲惨な姿を焼き付け、きれいな海を守っていか

なければならないことを広げてほしいと願った。

       参加者177名。隊員20名。

ゴミの総重量 520KG

 活動終了後は毎年やってきているように、朝取りのとうもろこし

をゆでたものを食べてもらいながら交流会を開いた。なかなか、隊

員たちは恥ずかしがって話にいけないが、こうした中で、いろいろ

な人と話すことを覚えてほしいと思う。

 

第2回「海の環境を学ぶ会〜三河港湾事務所:小椋課長のお話」

今年も三河港湾事務所にお願いをしてお話をいただいた。伊勢湾

        や三河湾ができる古代からの地形の話し、ゴミが西の浜に寄ってく

        る波の動きや風の動きの話など興味深い話であった。川から出たゴ

ミは1週間ほどたって西の浜にたどり着くということを聞き、やっ

ぱりな、という感じであった。

 こうした話を聞く機会はほとんどない。参加した西尾市のみなさ

んや亀の子隊の隊員たちが海をより深く知る機会になったと思

う。

7月18日()    海の日。第4回目のクリーンアップ活動。この日に渥美町役場

 と連携して活動をするようになって4年目となる。今年も渥美町

役場・町内の漁業会から大勢参加してくれた。

 つい2週間ほど前に福江高校が清掃をしたばかりだったが浜

にはそれなりにゴミがあった。参加者が大勢であることから活動

 の範囲を広げたこともあり、ゴミの総重量は予想以上であった。

 前日に大会が終わった中学生も参加してくれた。役場からの参

加者を除いて62名だが、総勢としては180名を超えていたと

思われる。

 ゴミはいつものように発泡スチロールのかけらやビニルのか

けら、空き缶、ペットボトルに加えて、タイヤ・カラーコーン、

プラスチックのカゴ・タケミや割れたビンが多くあった。波打ち

際には砂に埋まった網や青いビニルシートもあり、大人が数人掛

かりで引きずり出した。

 かなり錆びた大きな冷蔵庫や船のかけらのようなものもあっ

た。冷蔵庫は今年になって3台目である。

 東三河事務所農林水産課からも数人参加していただいた。これ

からも行政と連携協働できるとよいと思う。

    参加者200名。(名簿上は62名)隊員22名。

ゴミの総重量 720KG

第3回海の環境を学ぶ会〜手紙作戦

 今年はISO14001を取得している愛知県内の企業を日

本適合性認定協会から紹介してもらい、その中から隊員たちが無

作為に選び出した114件の企業に手紙を送った。

 

 いくつかの企業が子供たちの思いを受け取って支援をしてく

れることを期待したい。

 

7月24日()   第4回「海の環境を学ぶ会〜磯遊びの会」・懇親バーベキューの

        会。今年は豊橋東田小学校「カンガルーの会」からも参加があり、総

勢50名ほどで実施できた。

 磯は引き潮の時間にあたり、潮が引いていくのにつれて磯が顔を

出し、初めのうちはなかなかつかめなかったカニもつかまえた。岩

 の間に逃げ込んだカニに四苦八苦しながらも慣れてくると、捕まえ

やすいところにいるカニを見つけては網を突っ込んでいた。潮溜ま

りができるとそこには、小さなシマエビやハゼの仲間の小魚も採取

できた。

 参加した子供たちは岩につくさまざまな貝やイソギンチャクの

仲間、ヒザラガイを採りながら大喜びであった。海草もたくさんの

種類を摘み、比べている親子もいた。

 時間が過ぎるのも忘れて夢中になって生き物を採る姿、県水産試

験場から来ていただいた方に生き物の説明を聞き、感心している子

供たちの姿を見ながら、海のよさを体で感じてくれたらいいなあと

願った。

 

午後からは「バーベキューの会」を行い、懇親を深めた。亀の子隊

        の子も普段の活動では、なかなか話すことができないが、こうした

        機会に仲良くなってもらうといいなあと思う。

 

 

8月 9日()  第5回海の環境を学ぶ会〜清掃船・白竜見学会

         昨年度は参加者が極めて少なく、本年度実施してもらえるかどう

か心配したが、三河港湾事務所さんのご好意で無事に実施できた。

         本年度は、伊良湖から蒲郡まで三河港湾事務所所有の「しおさい」

という船で移動し、蒲郡で「白竜」を見学した。

 途中、海に浮かぶゴミを見つけたり、海の色がだんだんと茶色っ

ぽくなっていく様子を見たりしながら、改めて海のことを考える機

 会となった。

         「白竜」の見学会では船内の様子を見た後、どんな仕事をするの

かということをビデオで見せてもらった。また、船に装備されてい

るのこぎりで大きな丸太を切るところを見せてもらった。 

         船舶の安全な航行を守るために、清掃活動もしているという話を

聞き参加者からは、こうした活動をもっと広く知ってもらう必要が

あるという声も出た。確かに、山から切り出された大きな丸太や街

から流れ出たゴミが海の環境や船の航行に大きな影響を与えてい

ことを上流に住む人たちに知らせなければと思う。

 

8月21日()  第5回目のクリーンアップ活動。前日からの雷雨が残っており、

 活動直前になって降ってきた雨で中止。久しぶりの中止である。

浜は、毎年そうであるが、花火の残骸があちらこちらに捨てられ、

レジャー客のマナーの悪さを改めて思う。

 こうした人たちがいつまでたってもいるということは残念なこ

とである。

 

 午後は、万博の発表のために集まって練習をした。初めてほぼ全

員が集まり、映像に合わせての練習である。3回しかできなかった

が、何とかなるかな、と期待である。

8月21日()  第5回目のクリーンアップ活動。前日からの雷雨が残っており、

 活動直前になって降ってきた雨で中止。久しぶりの中止である。

浜は、毎年そうであるが、花火の残骸があちらこちらに捨てられ、

レジャー客のマナーの悪さを改めて思う。

 こうした人たちがいつまでたってもいるということは残念なこ

とである。

 

 午後は、万博の発表のために集まって練習をした。初めてほぼ全

員が集まり、映像に合わせての練習である。3回しかできなかった

が、何とかなるかな、と期待である。

8月24(水)〜25(木)  愛知万博・瀬戸愛知県館コラボレーション空間にて

活動発表。

 何十年に1回あるかないかの万博に参加しないかと誘われて1

年。せっかくの機会だからと参加を即参加を表明。3月末には参加

者を希望により決定し、本格的な準備にかかる。

 名古屋で行われる事務局との打ち合わせが数回。細かなことは時

期が近づかないとできなかったが、30分〜1時間といわれている

発表時間。その時間を持たせるために伊良湖にビデオの撮影に行っ

たり、普段はデジカメで撮っている活動もビデオで撮影したり、も

ちろんそのための原稿も作ったりと事前の準備は大変であった。

渥美町からも全面的に協力をいただき、DVD編集も知り合いの

先生が快く引き受けてくれて、何とか無事に参加できた。

当日は一緒に参加してくれた親亀のお母さんたちのすばやい動

きや心遣いもあって気持ちよく発表の時間を迎えることができた。

 1日目。前日の雨も朝の6:00の出発時はなく、万博会場に近

づくにつれ晴れてくる天気を見ながら、台風の心配もどこかへ飛ん

でしまった。

 瀬戸会場に着き、荷物を控え室に置いて、いざ、発表場所へ。隊

員たちは、事務局や親亀のみんなの心配をよそにはしゃいでいる。

ところが時間が来ても発表会場に入ってくれる参加者は2人。それ

でも発表を始めた。親亀のみなさんが会場入り口付近で一生懸命に

声をかけて誘い込んでくれたおかげで、最終的には30人を超える

人が発表を聞いてくれた。

 午後の発表の前には、隊員たちもぎりぎりまでチラシを配ってお

客さんを呼び込んだ。そのこともあってお客さんは60人を超えた。

発表も少し慣れてきて声が出てきた。隊員たちも一生懸命にやって

いることがよくわかる。

 2日目。朝から暴風警報が出ていた。会場に着いて練習をしてい

ると、愛知県館の運営役員の方が来て、もしかしたら会場が閉鎖に

なって午後はできなくなるかもしれないと告げられる。

 それよりも台風の影響で瀬戸会場に来ている人が少なく、発表会

場まで来ないかも心配をした。その予測通り、始まる直前まで一人

 も発表会場に現れず、親亀さんがサクラになって座った。発表が始

まって数分。瀬戸市内の「陶原小学校」という名札をつけた1年生

の集団が40人ほど先生たちに連れられて入って来た。

 おかげで、隊員たちも気合が入ったようだったし、後からは他の

 お客さんもつられて入ってきたようで、結果65人ほどであった。

3回の発表を終えて隊員たちは緊張感が取れて表情もよくなって

きた。

 午後の発表の前、隊員たちに改めて、この万博というところで発

表することの意義とみんなの思いを、見てくれる人に伝えるために

は、一生懸命伝えようとする気持ちが大切だと話した。

最後の発表が始まる前もお客さんは少なかったが、発表が始まる

と隊員たちの迫力のある声が聞こえてきた。会場の入り口でチラシ

を配りながらガラス越しに見える隊員たちは、しっかりと前を見つ

め、お客さんに訴えるように発表をしている様子が見えた。群読の

場面では、声もそろいリズムもよく、すばらしい発表ができた。外

で聞きながら感動した。

 発表を聞き終えてお客さんからもらった大きな拍手と、「がんば

れ」という励ましの声は隊員たちにとって最高のプレゼントである。

 片付けの後、それぞれ感想を言ってもらった。「一生懸命できて

よかった。」「大きな声でできてよかった。」「発表をしていくうちに

だんだんと楽しくなってきた。」という中で何人もの子が「これか

らもがんばって活動を続けたい」と言っていた。

 中には、「お客さんからもらった、がんばれよ、という励ましの

言葉がうれしかった」という子や「大きな拍手を聞いて鳥肌が立っ

た。」と言った子もいた。

 活動に対する前向きな思いを改めて知ることができた。参加した

隊員たちにとっても親亀のみなさんにとってもすばらしい体験に

なったと思う。

 

午前と午後の発表の間や午後の発表が終わってからの時間は万

        博会場の見学の時間。それぞれのチームで思うように見学をし、楽

        しむことができた。瀬戸日本館で行われていた「群読」は子供たち

にとって刺激を与えてくれたにちがいない。

 2日目は台風の影響でゴンドラが止まっていたにもかかわらず、

バスで長久手会場に移動し、上手に時間を使っていろいろ回ってき

たようである。中には偶然来ていた皇太子を見たひとつのチームも

あって、とても満足な時間だったにちがいない。

 夕食の時間や帰りのバスの中では隊員たちが仲良くなり、とても

にぎやかであった。いつもの活動ではなかなかゆっくり話すことが

できないが、こうした機会に隊員たちが仲良くなっていくことはい

いことである。

 これからの活動が楽しみである。

8月29日(月) 愛知県ボランティア表彰を授与される。東三河事務所で表彰式が

行われた。隊員代表として河合基樹君、志郎君が出席した。

 

9月18日(日) 第5回目のクリーンアップ活動。今回は豊田市から猿投台交流館

        のみなさんとアド清流愛護会のみなさんが約30名で参加。猿投台

交流館にとっては年間5回の行事の中で、アド清流愛護会の倉地さ

んの紹介を受け最後のまとめにしようと、3月から準備を進めてき

てくれた行事である。

 また、前日が体育大会だった福江中学校のドリームの会からも大

勢参加してくれた。

 小学校の運動会や体育大会と重なり隊員の参加者が極めて少な

かったが、幸い暑いくらいの好天に恵まれて活動ができた。参加者

は汗をかきながら一生懸命にゴミを集めてくれた。豊田から来た女

の子は貝殻やきれいな石を拾ったり、ヒトデを見つけたりと嬉しそ

 うであった。

 残念ながら浜は夏の遊びの残骸が多くあった。家庭ゴミが少なく

なってはいたが、ビニルやビン・カンは相変わらず多くあった。注

射器が重なって2本見つかったり、大きなテレビがあったり、中身

の油が固まった表面がボロボロの一斗缶があったりした。内側に古

い海草がこびりついたカラーコーンもあった。交流館から参加の女

 の子は、名古屋市の可燃ゴミの袋を入れてある販売用の袋を見つけ

て驚いていた。

 倉地さんは浜にあった椰子の実を見つけた。島崎藤村の「やしの

実の歌」を思い出させる拾い物であった。

参加者66名。隊員5名。

ゴミの総重量 200KG

9月22日(金) 渥美町閉町記念式典に招かれて参加。隊員代表は荒木万輝君。

         10月1日から田原市と合併する。閉町式では渥美町に多大な功

        績を残したとして感謝状を受ける。

         サークル活動が始まってから物心両面で全面的支援をいただい

        た渥美町に改めて感謝である。とともに、田原市となってこれまで

        の支援をどこまで継続してもらえるのか不安である。

 

10月16日(日) 第6回目のクリーンアップ活動。前日から明け方までの雨。し

かし、活動の2時間前には雨も上がり、よい天気になった。夕方

から降り出した雨を思うと、奇跡のような数時間だった。まるで、

今日の日の活動のために晴れたのかと思うくらいに。

今回は、三河港湾事務所と協働して行う「川と海のクリーンア

 ップ大作戦」である。この活動も今年で確か4回目となる。全

県下では、数万人が参加している活動に亀の子隊の活動も一役

買っているのかと思うとうれしいものである。

 この活動のために、豊田市矢作川研究会のみなさんが参加し

 てくれた。豊田市から2時間以上はかかる。感謝である。

   浜は、この1〜2ヶ月大雨も台風もなく比較的静かだったた

めか大きなゴミはなく、注射器が3本も見つかった以外は、い

わゆる普通のゴミ=ペットボトル、ビニル、発泡スチロールの

破片、スタミナドリンクの空きビン、空き缶、使い捨てライタ

ーなどが主だった。

 ただうれしかったのは、浜に着いて見まわったときに、流れ

着いたと思われるコンテナにいっぱいの空き缶や空きビンが

集められていたことである。今日までに浜に来た人が拾い集め

てくれていたに違いない。こうした人もいるのである。

 10月1日に田原市と合併して初めての活動であった。何回

ことになった。しかしながら、市の環境課からは分別をするよ

かの交渉の結果集めたゴミの収集と計量まではやってくれる

うに言われた。今まで、渥美町はゴミの様子を知ってリサイク

ルはほとんど不可能ということですべてをまとめて集めるこ

とを認めてくれていた。その結果、短時間でそれなりの量を集

めることができていたと思うと、少々辛い。参加者も「無理だ

よね。」と一言。田原市の行政の姿勢に従うならば仕方がない

と思うが、田原市の担当者に現状を見てほしいと思う。一般の

ゴミの収集とは違うのだから。

参加者72名。隊員17名。

手違いでゴミの総重量が計測されませんでした。残念。

ゴミの総重量 不明KG

           

 

 

 

 

11月 3日(木)  海の環境を学ぶ会=「生命の科学館〜竹島水族館に行って海

          の命を学ぼう」開催。参加者22名で実施。

           「生命の科学館」では、学芸員の方の説明を受けながら、命

の誕生の歴史などの展示を見た。化石やパソコンで検索できる

さまざまな命の誕生の様子に低学年の子も興味いっぱいで楽

しそうであった。

 手をかざすと回る半立体の地球儀は非常に興味深かった。現

在の雲の様子や虫眼鏡のようなものをかざすとその地点の現

在が拡大されて映し出される。優れものである。

 続いて訪ねたのは「竹島水族館」。以前に説明をお願いした

ときに、休日は忙しいことと館内が狭く2〜30人の団体を相

手に説明をしているとほかのお客さんに迷惑になるというこ

とで、丁寧にお断りをされた。

 そのために期日が変更になった今回は連絡をしなかったの

だが、チケット売り場に行くと、「前に説明を頼んできたとこ

ろですか?」と聞かれた。理由を説明すると事務所のほうに連

絡を取ってくれたのか、職員の方が出てきて案内をしてくれる

ということになった。

 一つ一つの水槽の肴について丁寧にかつおもしろく説明を

してくれた。隊員たちはいろいろ質問をしながらとても楽しそ

うでった。

 水槽の裏側も見せていただいた。隊員たちも普段は絶対には

入れないところに入り、これまた興味津々に水槽を見ていた。

 館の裏側では、海水を竹島の海岸付近から取っていることや

三河湾の海水は川から流れ込む水が多く塩分が薄いので、熱帯

魚などのために塩を混ぜて塩分の濃いものにしていることを

教えていただいた。

 また、海の生き物たちは海が汚れると生きていけないこと、

スナメリやウミガメなどはエサと間違えてビニルを食べて死

んでしまうことなどについて話され、亀の子隊の活動は海の生

き物のためにとても大切であると隊員たちにエールを送って

いただいた。

 雨模様の日で、生き返りのバスに乗っているときは雨だった

が、幸いにも歩いて移動するときや弁当を食べるときは雨も上

がっていた。これも、、、、、かな。

 「生命の科学館」「竹島水族館」の方たちに感謝である。

11月17日(木)  国土交通省中部地方整備企画部主催の「中部の未来創造大賞」

で「優秀賞」を受賞。名古屋ドームにて行われた表彰式に出席。

           「中部の未来創造大賞」は今年で6回目となる。中部5県か

ら55の応募があったようである。その中で、賞を受けたのは

8団体である。

 ほかの団体の活動と比べると実に小さな活動であるが、地道

な活動の価値が認められた結果となり素直に喜びたい。

東愛知新聞に掲載される。(1118日)

11月27日(日)  第7回目のクリーンアップ活動。平成10年から活動を始め

て今回で通算100回目の活動となる。11月の終わりだとい

うのに風もなく暖かい日に恵まれた。

 浜は大きなものはあまり目につかなかったが比較的新しい

ペットボトルやビンが目立った。投げつりのシーズンになり、

 釣り客が残していったのかもしれない。

 波打ち際には、水の入ったビニル袋が流れより、そのそばに

はジェットスキーのエンジン部分のような部品が砂に半分埋

まっていた。

 注射器は今回も2本見つかった。一人の男の子はロープのつ

いたタイヤを見つけ、その近くにあったオイル缶やアヒルのお

もちゃ、発泡スチロールの浮きなどを乗せて引っ張ってきた。

 砂に埋まっていたビニルシートを引きずり出し掘り出して

いる子達もいた。プラスティックのおもちゃのライフルもあっ

  た。 低学年の隊員たちが一生懸命に拾う姿は実にうれしいも

のである。

  残念なのは堤防によく街で見かけるスプレーによる落書き

あったこと。なかなか上手だったが、

やっぱり残念。

参加者70名。隊員29名。

    参加人数や集めた袋の数、ビンなどが多く散ら

ばっていたことを考えると総重量としては少ないと思

うが以下のような連絡を受けた。

ゴミの総重量 100KG

      

 

活動の後、昼から100回記念パーティーを「シーサイド伊

          良湖」で行った。参加者は58名。

 西の浜の活動が始まった平成10年のころのスライドを見て

もらった。どんなことができるか話し合った授業の様子や、ポ

スターを作って町内の事業所にお願いに行ったこと、学芸での

発表の様子、浜に立てた看板の様子、初めて実施した手紙作戦

の様子などを参加者は食い入るように見いっていた。

 ビンゴゲームや万博での発表の様子を映したビデオを観な

がら楽しい時間を過ごすことができた。

 最後には「明るい社会つくり作文コンクール」で「県知事賞」

を受賞した木村政貴君に作文を読んでもらった。「ぼくたちが

拾わなければ浜はゴミで埋まってしまう。これからも拾い続け

たい」という言葉を真剣に聞いていた隊員たちはきっとみんな

同じ思いに違いない。

 バイキング形式で作ってもらったランチはとてもおいしく、

参加者も喜んでいた。会場として快く受け入れてくれた「シー

サイド伊良湖」さんに感謝である。

1218日(日)   第8回目のクリーンアップ活動。通算101回目。全国的に寒

 波に見舞われ、渥美も雪の朝だった。西の浜に近づくにつれ、

道路は白くなっていた。浜にも雪が積もり、海から吹いてくる

風はまるで北国のスキー場にいるような冷たさだった。

           それでも時間になると、少しずつ人が集まり始めた。福江中

 学校のドリームの会のメンバーたちだった。豊橋や新城からも

賛助隊員が来てくれた。

 浜は波が押し寄せ、狭くなっていた。波で削られ、段になっ

ているところがさらに激しくなり、削られた部分の中段にはゴ

 ミが埋まっていた。いつの間にか埋まってしまったのだろう。

浜にはゴミはほとんどなく、波打ち際では砂に埋もれた何か

の部品が波に洗われていた。いつもは活動の範囲に入らない西

 のほうに移動し、岩場の近くにたまっていたゴミを集めた。そ

れでもゴミ袋は10袋ほどになった。

 この寒さの中で参加してくれたドリームの会のメンバー8

には本当に感謝である。

参加者31名。隊員9名。

ゴミの総重量 40KG

2006115日(日) 第9回目のクリーンアップ活動。海から吹いてくる風はそ

れなりに強かったが先月の寒さとは打って変わって暖かい日

 であった。海は強い風にあおられ激しい波が浜に寄せていた。

 この日、刈谷市にあるトヨタ紡織という会社から4人が参加

してくれた。夏に実施した「手紙作戦』の手紙を受け取り活動

に関心を寄せてくれたのである。会社も社会貢献活動を積極的

に実施しているという。「海をきれいにする活動」に年に1回

 でも協働してもらえるようになるとうれしい。その結果より多

くの人が海の環境に目を向け、「きれいな海を守ろう」という

心を広げることができる。

 今回は通常実施する場所から150Mほど中電側に寄った

ところで行った。この季節はいつもであるが、浜は細かく千切

 れた発泡スチロールが散乱していたし、鍋、引き出し、化粧品

の容器、洗剤の容器、キャップ、ヨーグルトの容器、プラスチ

ック容器の破片、スキーブーツなど今回も家庭ごみが目立った。

久しぶりに活動する場所ということもあってガラス瓶やペ

          ットボトル、空き缶も数多くあった。黒く厚いビニルシートも

          数枚あった。芳 のマークの入ったプラスチックのボール型の

浮きもあった。また注射器が4本も見つかったが、これまでの

赤いキャップがついたものではなく、キャップはなく、本体も

茶色っぽく今までとは違うものである。

ほかには、南知多町にある「師崎観音  神護寺」という名

 前の入ったお札が2枚も見つかった。これまでも何枚かお札は

見つかっているが同じお寺のお札が同時に2枚も見つかるこ

とは初めてである。

 波によって砂浜がだんだんと削られ、段が高くなった。その

 段の中腹からだいぶ以前に埋められたと思われるさまざまな

ゴミが出てきていた。道具がなく、掘り出しきれなかったが、

網も埋まっていた。

 波打ち際には、先月から機械の部品が砂に埋まっている。来

月は道具を持っていって掘り出せるといい。

参加者32名。隊員14名。

ゴミの総重量 250KG

 

219日(日)  第10回目のクリーンアップ活動。風のない暖かい日だった。

12月、1月の寒さがうそのようである。浜は、砂がどんどん削

られているのか、段差の部分がさらに広がっていた。海はどうな

 っているのだろう。

          2月にはいって業者による片づけがあったようである。そのお

かげか大きなゴミはなくなっていた。ただ、波打ち際には12月

から機械の部品がそのままになって波に洗われていた。 

          また、段差になった部分からは、かつて誰かが埋めたゴミが

 次々と姿を現していた。焼いて埋めたようなたくさんの空き缶。

ブルーシート、花の苗のケースなどなど。

          浜に散らばっていたのは、細かく千切れた発泡スチロールの破

片。ガラス瓶も多かった。業者の機械が入ったせいか割れたもの

も多くあった。

          数年前から賛助隊員になってくれている「名古屋汽船」の方が

ご夫婦で参加してくれた。名古屋から3時間近くかかる。ありが

 たいことである。また、珍しく、釣り人も一緒に活動してくれた。

見ているだけの釣り人が多いが、こうした人が増えていけば浜は

もっときれいになるだろう。

 終わりに、毎年のようにお汁粉を作ってもらって食べた。活動

した後のお汁粉はおいしい。

参加者28名。隊員9名。

ゴミの総重量 150KG

2月26日(日)  田原市で開催された「東三河ボランティア集会」に昨年に引き

続いて参加した。ステージでの活動発表とワークショップのブー

 スを開いた。

活動発表は、万博で使った映像をバックに小学校1年生から高

         校1年生まで18人で行った。毎年のように台本は当日の朝渡し

た。2回ほどの練習をしての本番。心配をしたが、しっかりと発

 表ができ、子供たちの力をまた感じることができた。

子供たちの発表にあわせて会場からは、激励の声や拍手が聞こ

えた。最後のメッセージの場面では子供たちの声に合わせて読ん

でくれていた。思いが伝わっていくようで嬉しい。

 多目的ホールで開いていた展示ブースにやってきた人たちか

らも「すばらしい活動ですね」と多くの人に声をかけられた。隊

員の子供たちも活動記録の冊子を配りながら、いろいろな人と話

をしてきたようである。

 ブースでは、親亀の竹下さんのアイデアで「亀の子隊特製アサ

リのストラップ」つくりを体験してもらった。開催時間の間、人

が途切れることがなく、評判は上々であった。手伝ってくれた親

亀さんも急がしそうであった。 

 オリジナルTシャツを買ってくれた人もいて、この日一日、亀

の子隊の思いがまた広がっていった感じがする。田原市の中に亀

の子隊の活動を知る人が増え、一人でも多くの人が活動に参加し

たり支援したりしてくれるようになればと願う。

 

3月5日(日)   「あつみNPOのつどい」参加。午後からの開催のために11:

00に集合してブースの準備。ブースでは、先週の東三河ボラン

ティア集会と同じように「アサリのストラップ」つくり体験コー

ナーと活動写真展示、プロジェクターを使っての映像を見てもら

った。隊員たちはメッセージと賛助隊員募集が印刷されたチラシ

を配った。

つどいが始まってしばらくすると、白井田原市長が案内されて

きた。活動記録を渡しながら簡単な説明をする。補助金について

は、しっかり活動をしているところには自然についていく、と言

われた。

  「アサリのストラップ」をもらっていただいたが、見本のよう

 なものだったということで、改めて渡すことになった。

 

3月6日(月)  市役所の職員を通して改めてきちんと作ら

         れた「アサリのストラップ」を市長に届けた。翌日、丁寧なお礼

と励ましの手紙を添えて「キャラメル」が数箱届けられた。丁寧

な対応に感心させられた。

3月19日(日)  第11回目のクリーンアップ活動。週間天気予報で心配してい

         た天気も前日の激しい雨のおかげで大変良い日になった。風がか

 なり強く、ゴミ袋も飛ばされそうだった。

浜は、先月以上に削られ、段が高く崖のようになっていた。そ

のすぐ下まで波が来ていて結局浜での活動はできなかった。それ

なら、防風林の中をやろうという声が上がり、初めて防風林の中

 のゴミ拾いをした。以前から発泡スチロールの箱などが目に止

 まり、気になっていたのだが、手を出すことはできなかった。い

ざ始めてみると、驚くほどのゴミが出てきた。さまざまなものが

 入れられていた大きな透明袋が何袋もあった。一輪車のタイヤ

のようなタイヤも数本が一箇所にあった。細かく割られたガラス

 がケースに入れられてあった。衣装ケースが中身も入ったままの

ものがあった。大きな発泡スチロールの箱もいくつもあった。た

くさんのペットボトルもあった。ガラス瓶も空き缶もたくさんあ

った。

林の中にまるでゴミ捨て場のように捨てていく神経が信じら

れない。恥ずかしいと思わないのだろうか。

浜のクリーンアップができないときはこれからも防風林の中

 のゴミ拾いをしてもいいかもと思う。

活動にトヨタ紡織の社員の方が社内でチラシを見たといって

参加してくれた。また、田原市内の小中学校に配布したチラシを

見て参加をしてくれた親子もいた。また、以前亀の子隊員だった

子のお母さんも参加してくれた。

また、活動後の応援コンサートに出演してくれた「アンサンブ

ルオルケステリア」の皆さんも一生懸命にゴミ拾いをしてくれた。

本年度最後の活動日だというのに先月に続いて隊員の数が少な

いのは残念だった。

参加者33名。隊員12名。

ゴミの総重量 300KG

 

 

終了後、「亀の子隊応援コンサート」をシーサイド伊良湖の中

庭で開催。今年も「アンサンブルオルケステリア」のみなさん

の金管五重奏による演奏を聞かせてもらった。また、タレント

の鉄崎幹人さんも名古屋から来てもらった。   

          「アンサンブルオルケステリア」の金管の音色は本当にきれい

           で聞いていて気持ちが良い。鉄崎さんもギター一本で演奏・歌

を歌ってくれた。用意をしたCDデッキの具合が悪く音が出な

いこともあったが、やっぱりプロなんだと感心。鳥や虫の話題

で話をしてくれた「環境」のことは本当にもっと多くの人に聞

かせたいと思った。

           参加者は14〜5名と極めて少なかった

ことが大変申し訳ないなあと思うが、約

1時間半はとてもいい時間だった。

    

          平成17年度の活動はすべて終了。

西の浜クリーンアップへの参加者は延べ823名。

総重量2,390KG 

          万博への参加、いくつかの表彰など充実した年であった。

4月16日(日) 平成18年度 第1回目の活動予定。

テキスト ボックス: 私たちは、
ずっと遠い昔から
どれだけ多くのものを
海からもらってきたのでしょうか。

食料としての魚、貝、烏賊、蛸、海草。
海草は畑の肥料としても利用できました。
海の水からは塩も作ることができました。

海は、
私たちが生きていくために、
必要な多くのものを与えてくれました。
そんな海に、
私たちの祖先は感謝して生きてきたのです。
ところが、
いつの間にか、
海への感謝を忘れてしまったようです。
台所からは油が流れ、
要らなくなったものを
ゴミとして平気で捨てていました。

海はすべての命の源です。
私たちは、大昔の人たちのように
もっともっと
海を大切にしなければならないと思います。
そして、21世紀に生きる私たちは
 きれいな海を守っていきたいと思います。